研究課題/領域番号 |
16K04186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
新保 祐光 大正大学, 人間学部, 教授 (90513432)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地域包括ケアシステム / 合意形成 / 選好 / 支援システム / ソーシャルワーク / MSW / プロセスガイドライン / 臨床倫理学 / 価値システム / インタビュー / 本人および家族の選好 / 多機関協働 / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
合意形成に関わるインタビュー調査の結果から、本人および家族の選好を重視した合意形成の現在の課題として、利用者支援システム内の合意形成に関わるメゾレベルの合意形成と、ソーシャルワーカーと当事者のミクロレベルの合意形成が一つのシステムとなっていない場合が多いことが示された。 そのミクロレベルとメゾレベルを一つのシステムとして融合し、本人および家族の選好を尊重するためには「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」で示されるプロセスモデルが有用であることが、倫理的決定をテーマとした研修の受講者に対する調査から明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステムが推進されるなかで、サービス提供システムも多元化し、多職種、多機関の関わる連携は今後より重要となる。本研究の社会的意義は、そのようななかで合意形成に関わる有用な知識を示すことで、多職種、多機関連携をより質の高いものにし、よりよい地域包括ケアシステムの推進に貢献することができることにある。 学術的意義としては、「本人主体」や「自己決定」というソーシャルワークの価値を具体的な実践として行う際の知識を示すことが出来、また「多職種連携」「協働」といった中核を担う業務に関する知識についても具体的に示すことが出来ることにある。
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