研究課題/領域番号 |
16K04187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 帝京平成大学 (2018-2019) 帝京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
筒井 秀代 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 准教授 (30569330)
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研究分担者 |
菊地 弘敏 帝京大学, 医学部, 准教授 (80338681)
野村 恭子 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40365987)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ベーチェット病 / 国際生活機能分類 / 身体的・心理社会的問題 / 評価指標 / 信頼性・妥当性評価 / チェックリスト / アセスメント / 生活の質 / 難病 / 身体的問題 / 心理社会的問題 / 医療・福祉 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
国際生活機能分類を用いた調査をベーチェット病 (BD) 患者に対して実施し、92項目の評価指標を作成し、妥当性・信頼性評価を行った。基準関連妥当性評価では、問題項目数の増加に伴うQOLの低下が示され、構成概念妥当性評価では、BDの副症状を有する群が副症状を有しない群に比べて抽出問題項目数が多いことが示された。信頼性評価では、α係数が0.92と高値が得られた。 また、眼症状を有する患者は、書くこと、ジェスチャーや表情などの非言語的メッセージの理解、強い光や明るい光の下での歩行に関する問題、疲労感を有する患者では、季節の変わり目における症状悪化などの気候に関する問題を多く経験していたことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の実施により、BD患者の身体的・心理社会的問題を抽出するための評価指標を開発し、日本人BD患者の具体的な身体的・心理社会的問題を明らかにすることができた。日本において、BD患者が抱える具体的な身体的・心理社会的問題を明らかにした研究は見受けられない。2020年に、BDに対する治療ガイドラインが出版され、身体的問題への対応方法が示された。身体的問題がクリアできれば、次は患者の生活の質を高めるための心理社会的問題への対応方法を示す必要がある。本研究の結果は、その手がかかりを示したと考えられる。
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