研究課題/領域番号 |
16K04203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 聖路加国際大学 (2018) 立教大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
木下 康仁 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 特任教授 (30257159)
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研究協力者 |
小川 潔
吉澤 健春
小川 文男
筒井 雄二
北川 範子
筒井 久美子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | シニアの学び / 定年後ライフスタイル / 生涯学習 / U3A / 第三期大学 / 国際比較 / 高齢者 / シニア / 学び / 学習 / 教育 / UTA / 高齢者福祉 / 学習・教育プログラム / 国際比較:U3A |
研究成果の概要 |
本研究は、高齢者が退職後に「役割なき役割(roleless role)」の問題を克服し定年後ライフスタイルを創出する手段として学び/学習に着目し、主に既存の大学が併設するシニア対象の学習教育プログラムと自治体が主導する市民大学型プログラムの可能性を検討した。また、シニアの学びの注目例としてイギリス、シンガポールなどでフィールド調査を実施した。他に主要参考例としてEUの助成を受けたBALL(Be Active through Lifelong Learning)を詳細に分析し日本への応用可能性を検討した。 当事者であるシニアの参加を得て行い、「機会の倉庫」を中心概念とする実践モデルを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は急増過程にある高齢者(定年退職者、シニア)のうち、都市部居住者に着目し、主要な役割を喪失後のライフスタイルの創出に学びの活動が持つ可能性を具体的に検討し、「機会の倉庫」という概念を軸に、既存の大学に併設されているプログラムや自治体が主導している市民大学型のプログラム、および、これら以外のプログラムが満たすべ要件を体系化し、実践モデルを作成した。 個人レベルでの生活適応と社会レベルでの高齢者の社会的統合に、学びの活動がもつ可能性を具体的に検討したもので、これまで等閑視されがちであったサードエイジ(人生の第三期)の人々を対象に学びの経験の有効性とそのプログラムを実践モデルとして提示した。
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