研究課題/領域番号 |
16K04206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
寺田 貴美代 新潟医療福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70352680)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ドメスティック・バイオレンス / DV / 被害者支援 / DV被害者支援 |
研究成果の概要 |
DVによる被害を受けた外国人女性とその子どもたちに必要な支援は緊急一時保護に留まらず、さまざま社会福祉機関の連携による長期的かつ包括的なサポートが不可欠であることを明らかにした。また、そのような被害者や子どもたちへの支援に際しては、多様な文化的背景に配慮するソーシャルワークである多文化ソーシャルワークを活用した支援が効果的であることを明示化した。さらに、日本におけるDV被害の概況やソーシャルワーク実践との関係について明らかにした上で、DV被害を受けた外国人女性やその子どもたちへの支援方法について考察し、多文化ソーシャルワークを用いた支援モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多文化ソーシャルワークに関する国内の研究が未だ限られ、DV被害を受けた外国人女性やその子どもたちへの支援体制が十分に確立しているとは言い難い現状において、その支援方法の開発は急務の課題であると考える。そのため、被害実態に適合する支援モデルを構築する本研究は、DV問題の解決や改善、DV予防に有用であると考える。また、直接的なDV被害者のみならず、多様な文化的背景をもつ人々へのソーシャルワークの発展に寄与するため、いわゆる社会的弱者の立場にある多様な文化的・社会的背景を有する人々へのソーシャルワーク実践にも応用が期待できるという点においても社会的な意義を有すると考える。
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