研究課題/領域番号 |
16K04208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 武蔵野大学 (2018-2019) 長野大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
野口 友紀子 武蔵野大学, 人間科学部, 教授 (20387418)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会福祉 / 社会事業 / 歴史 / 形成過程 / パースペクティブ / 感化教育 / 感化救済 / 生活改善 / 農村社会事業 / 社会教育 / 教化 / 感化 / 思想善導 |
研究成果の概要 |
この研究では、社会事業の成立に関する従来の研究が組織的、機能的、思想的な側面から分析されてきたこととは異なる新しい見方を提示した。 それは、社会福祉概念が、社会福祉概念として最初から成立していたわけではなく、教育の領域と分岐したり、農村の生活改善と融合したりしながら、徐々に独自性を持つ社会福祉概念として成立してきたことであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会事業の形成の歴史に関する新しい視点を提示したことは、社会事業が社会経済的な要因で変化する従来主流の制度史や地方に残る個別の資料収集を行う近年主流の地方史研究に変わって、別の歴史の可能性を生み出す。制度史や地方史は研究者が社会福祉(社会事業)と思うものを拾い集めているが、この新しい視点は研究者の見方が入り込まず、ある時代の福祉的なものが社会福祉となっていく過程を描くことができる。これはまったく新しい社会福祉の歴史である。
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