• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

大学におけるインペアメント文化を尊重する合理的配慮マニュアル作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K04224
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関関西学院大学

研究代表者

松岡 克尚  関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (90289330)

研究分担者 横須賀 俊司  県立広島大学, 保健福祉学部(広島キャンパス), 准教授 (60304193)
原 順子  四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (60309359)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード障害学生支援 / インペアメント文化 / 合理的配慮の提供 / 障害の社会モデル / 文化的コンピテンス / 福祉教育 / ソーシャルワーク / 合理的配慮 / 文化的コンピタンス / 障害者文化 / 障害文化 / ろう文化
研究成果の概要

大学の障害学生支援は、社会モデルに従って合理的配慮提供が義務化された。しかし、健常学生の学びが「ノーマルである」という医学モデルの発想に陥りがちである。その弊害を緩和するために「インペアメント文化」に注目し、合理的配慮提供の場で支援者がこの考え方を反映できる方法を探った。障害学生へのインタビュー調査により抽出したインペアメント文化をもとに支援者向けのガイドラインとマニュアルを作成することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

インペアメント文化概念について、社会学等の知見を用いてその定義を試み、それが大学の修学支援の場に適用し得ることを示したことが第一の意義である。それは、インペアメントを医学的ではなく「文化的」にアプローチし得る可能性を示唆した点で、障害の社会学的研究や障害者支援の観点にとっても重要である。また、インタビュー調査によってインペアメント文化を具体的に明示し得たこと、大学の障害学生支援者にガイドライン、マニュアルの形で提示出来たこと、そしてそれらによって合理的配慮提供にあたって、医学モデル的発想への傾斜を緩和し得る可能性を示しえた点は障害学生支援の点で意義が大きいと考える。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2020 2019 2018 2017 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 福祉教育における「インペアメント」―大学生の文化的能力養成に着目して―2020

    • 著者名/発表者名
      宮崎康支・松岡克尚
    • 雑誌名

      Human Welfare

      巻: 12(1) ページ: 183-194

    • NAID

      120007033200

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] インペアメント文化のとらえ方とその可視化2018

    • 著者名/発表者名
      松岡克尚
    • 雑誌名

      Human Welfare

      巻: 10(1) ページ: 79-91

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 聴覚障害者に対する障害認識についての調査分析2018

    • 著者名/発表者名
      原順子
    • 雑誌名

      四天王寺大学大学院研究論集

      巻: 12 ページ: 33-48

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学での障害学生支援における「障害モデル」に関する一考察2017

    • 著者名/発表者名
      松岡克尚
    • 雑誌名

      Human Welfare

      巻: 9(1) ページ: 193-204

    • NAID

      120006540385

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 障害学における「インペアメント文化」の位置―大学での合理的配慮マニュアルを通して―2019

    • 著者名/発表者名
      原順子・松岡克尚・宮崎康支・横須賀俊司
    • 学会等名
      障害学会第16回大会(京都立命館大学)
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] ソーシャルワークにおける「身体」の位置づけに関する考察 ―「インペアメント文化」概念を通して―2019

    • 著者名/発表者名
      松岡克尚・原順子・宮崎康支
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第67回秋季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 障害者ソーシャルワークの カルチュラル・コンピテンスと理論的枠組みの構築 ―文化モデルアプローチとインペアメント文化論との融合をもとに―2019

    • 著者名/発表者名
      原順子・松岡克尚・宮崎康支
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第67回秋季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 福祉教育におけるインペアメント文化の位置づけ―大学における文化的コンピテンスの養成に着目して―2019

    • 著者名/発表者名
      宮崎康支・松岡克尚・原順子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第67回秋季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 障害学生のインペアメント文化と「ディスアビリティの再注目」との関連について2018

    • 著者名/発表者名
      松岡 克尚・原 順子・宮崎 康支・横須賀俊司
    • 学会等名
      障害学会第15回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 障害者スポーツとオーディエンスとの関係について―「共生」をめぐる課題2018

    • 著者名/発表者名
      松岡克尚
    • 学会等名
      日本アダプテッド体育・スポーツ学会第23回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [備考] (論 文) 大学での障害学生支援における「障害モデル」に関する一考察

    • URL

      http://www.kwansei.ac.jp/s_hws/attached/0000113144.pdf

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi