研究課題/領域番号 |
16K04225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
橋本 真紀 関西学院大学, 教育学部, 教授 (50368495)
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研究分担者 |
倉石 哲也 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (20234528)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 子育て家庭支援 / 地域支援 / 社会的包摂 / 地域子育て支援拠点事業 / 利用者支援事業 / 相互適応過程 / 価値形成 / 地域を基盤とした子育て支援 / 実践モデル / 乳幼児子育て家庭 |
研究成果の概要 |
本研究は、子育て家庭支援領域において社会的包摂を志向する「地域支援」の実践モデルの構築を目的とした。地域子育て支援拠点事業等における先駆的な「地域支援」の事例を対象として質的研究を行った。結果、従事者の働きとして、【従事者が地域の人々とつながる】【子育て家庭と地域の人々の関わり合いをつくりだす】【親子が地域の人々に関わることを支える】【子育て家庭の支え合いに親子を巻き込む】【親子を支える地域の人々の働きを促す】が捉えられた。拠点事業等の「地域支援」の従事者は、地域の中に「多層的な承認関係」を創り出すことで、地域の中の親子を支えていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従事者の個々の力量に委ねられている子ども家庭支援領域における「地域支援」において、効果的な実践の展開を支持すると予想され。地域子育て支援拠点事業や利用者支援事業における「地域支援」の先駆的な実践の中に意図的、無意図的に組み込まれた従事者の働きを捉え、それらを明らかにすることは、従事者が自らの働きを客観的に理解することを支え、かつ専門的基盤を有しない従事者間で「地域支援」に関する実践を理解するための共通の手がかりを提供する。また、子育て中の親が地域の中でより早期に身近な人々から支援を得ることや、地域の多様な関係の中で子どもの育ちが支えられるよう環境を整えることに寄与すると考えられる。
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