研究課題/領域番号 |
16K04226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
池埜 聡 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (10319816)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ソーシャルワーク / マインドフルネス / 援助関係 / バーンアウト / 社会正義 / エンパワメント / ソーシャルワーカー / 関係性 / 価値 / 倫理 / COVID-19 / ストレス低減 / 社会福祉 / 社会福祉士 / 精神保健福祉士 |
研究成果の概要 |
マインドフルネスとソーシャルワーク(SW)の融合に関する理論的考察とSW専門職対象のマインドフルネス・プログラムの構築を果たし、SW専門職のエンパワメントに資するプログラムの普及活動を展開した。本研究は、SWにおけるマインドフルネスの導入可能性とその意義について、理論及び実践の両面から検討した最初の研究プロジェクトとなる。マインドフルネスがもたらすSW専門職のメンタルヘルスの向上、援助関係の深化、バーンアウトや二次受傷の緩和のみならず、社会的弱者の心理社会的問題に対する新たなマインドフルネスの方法「エンゲージド・マインドフルネス(Engaged Mindfulness)」の検討も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソーシャルワーク(SW)専門職のストレス緩和とバーンアウトのリスク低減が課題となっている中、本研究はマインドフルネスにもとづくSW専門職のエンパワメントに資する方法を提示した。SW専門職への支援は、これまで教育的な研修やスーパービジョンの充実など思考や認知に訴えるものが中心であった。一方、本研究は身体感覚レベルでの気づきを伴う新たな自己覚知の重要性を示唆し、SW専門職の援助を見通す力を高め、思いやりのある援助的プレゼンスを深める道筋を明らかにした。本研究は、社会的弱者に寄り添うための身体から認知レベルに至る気づきに満ちたSW専門職の創出と持続的な就業を支えるものとして、社会的意義が見出される。
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