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中高年知的障害者と高齢の親の同居家族への相談支援:障害分野と高齢分野の有機的連携

研究課題

研究課題/領域番号 16K04230
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関神戸女子大学

研究代表者

植戸 貴子  神戸女子大学, 健康福祉学部, 教授 (20340929)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード中高年知的障害者 / 高齢の親 / 親との同居 / 知的障害者の高齢化 / ソーシャルワーク / 障害と高齢の有機的連携 / 障害者相談支援事業所 / 地域包括支援センター / 親の高齢化 / 相談支援 / 障害分野と高齢分野の有機的連携
研究成果の概要

障害者相談支援事業所の相談支援従事者や地域包括支援センター等の相談援助職へのインタビューから、中高年知的障害者と高齢の同居の親の相談ケースが増えており、親子を一体的に支援するために障害分野と高齢分野の相談援助職が連携を図ろうとしていることが分かった。また、アンケート調査の結果、親子の多様な生活課題が明らかになるとともに、障害分野では重度知的障害で機能低下の深刻なケースが多く、高齢分野では軽度知的障害で支援に繋がっていないケースが多い傾向が示された。また障害分野と高齢分野の連携については、それぞれの支援の視点の違い、制度の壁、必要とされる専門知識の違いなどが課題となっていることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

中高年知的障害者と高齢の親の同居家族の相談事例が増え、障害分野と高齢分野の連携が模索されている状況が確認できた。親子の地域生活を一体的に支えるためには、制度やサービスの整備、地域社会の理解・協力、相談援助職のスキルアップなどが必要となることが示唆された。本研究は特定地域の相談援助職を対象とした調査であり、結果を一般化することはできないが、障害・高齢の両分野を対象とした質的及び量的調査を実施した点で学術的意義がある。また、中高年知的障害者と高齢の親の同居家族の生活ニーズ、相談支援の現状と課題、障害分野と高齢分野の連携の現状と課題について一定程度の知見が得られた点でも社会的意義がある。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中高年知的障害者と高齢の親の同居家族に対する相談支援:高齢福祉分野の相談援助職に対するインタビュー調査から2019

    • 著者名/発表者名
      植戸貴子
    • 雑誌名

      神戸女子大学健康福祉学部紀要

      巻: 11 ページ: 15-34

    • NAID

      120006773672

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中高年知的障害者と高齢の親の同居家族に対する相談支援:障害者相談支援事業所に対する聞き取り調査から2018

    • 著者名/発表者名
      植戸貴子
    • 雑誌名

      神戸女子大学健康福祉学部紀要

      巻: 10 ページ: 1-19

    • NAID

      120006773682

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 知的障害者の人権:誰もが等しく大切にされる共生社会を目指して2017

    • 著者名/発表者名
      植戸貴子
    • 雑誌名

      兵庫県人権啓発協会研究紀要

      巻: 18 ページ: 49-69

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 中高年知的障害者と高齢の親の同居家族に対する相談支援:高齢分野の相談援助職に対する聞き取り調査から2018

    • 著者名/発表者名
      植戸貴子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第66回秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 知的障害者及び親の高齢化:現状と課題認識2017

    • 著者名/発表者名
      植戸貴子
    • 学会等名
      障害学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 知的障害児・者の母親によるケアから社会的ケアへの移行に向けた相談支援:相談支援従事者のための実践ガイド2016

    • 著者名/発表者名
      植戸貴子
    • 学会等名
      日本医療社会福祉学会
    • 発表場所
      同志社大学今出川キャンパス(京都府京都市)
    • 年月日
      2016-09-04
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 知的障害児・者の社会的ケアへ:「脱親」のためのソーシャルワーク2019

    • 著者名/発表者名
      植戸 貴子
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      関西学院大学出版会
    • ISBN
      9784862832757
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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