研究課題/領域番号 |
16K04256
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
外山 美樹 筑波大学, 人間系, 准教授 (30457668)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 楽観性 / 目標追求 / 目標達成 / 目標からの解放 / 下位目標 / 目標の重要性 / 目標 / 諦め / 認知的柔軟性 / パフォーマンス / エンゲージメント |
研究成果の概要 |
本研究では,下位目標が2つある際の楽観性の高い人の目標追求について検討することを目的とした。具体的には,1つの下位目標の達成が別の下位目標の追求に及ぼす影響について,楽観性が調整変数として働いているのかどうかを検討することを目的とした。 本研究の結果より,1つの下位目標の達成が別の下位目標の追求に及ぼす影響について,楽観性が調整変数として働いていることが示された。楽観性の高い人は,1つの下位目標が達成された時と未達成の時とでは,別の下位目標の追求の強さが異なることが明らかとなった。本研究の結果より,楽観性の高い人は,文脈に応じて行動を自己制御していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究において,楽観性の高い人は目標追求の仕方が適応的であることが示されているが,それはあくまでも目標が1つの場合の検討であった。われわれは同時にたくさんの目標を抱えているので,下位目標間のバランスの中で目標追求を考えていかなければならない。本研究では,複数の目標を扱い,楽観性の高い人は,無差別的にただがむしゃらに目標を追求しているのではなく,目標からの解放を含め,下位目標間のバランスの中で目標を追求していることを示した点において,学術的意義が高いものと考えられる。
|