研究課題/領域番号 |
16K04269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
中嶋 励子 東京女子大学, 現代教養学部, 研究員 (30572143)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ストレス・コーピング / 高齢者 / 主観的well-being / ストレスコーピング / 共分散構造分析 / 課題遂行場面の観察調査 / 構造方程式モデリング / 社会系心理学 / well-being |
研究成果の概要 |
本研究は、高齢者のストレス対処と主観的well-beingが維持される関係を実証的に示すことを目的とする。60-80代の高齢者18人に半構造化面接を行い、適応方略がどのように表現されるかを検証した後、45-84歳の男女460人(平均66.48歳、標準偏差10.84)に郵送調査を行った。年齢と主観的well-beingの関連にストレス対処、感情well-beingを媒介とした構造方程式モデルは許容できる範囲の適合度を示した。この結果から、高齢者の主観的well-being にストレス対処が媒介となることが示唆される。今後は、高齢者の縦断的研究を含めたさらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、高齢期には身体的機能などが低下していくものの主観的well-beingは維持または増進されることに関して、ストレス対処行動を媒介として位置づけ、そのプロセスを実証的に示すことを目的とした研究である。今後、高齢者の縦断的研究を含めたさらなる研究の必要性はあるものの、本研究の結果から、高齢者のwell-beingの維持・増進や予防にストレス対処行動に関する教育や普及が有効な働きかけとなる可能性が示唆される点に社会的意義があると考えられる。
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