研究課題/領域番号 |
16K04270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
堀毛 一也 東洋大学, 21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター, 客員研究員 (10141037)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ポジティブ心理学 / 心理学的介入 / ウェル・ビーイング / オンライン介入 / web調査 / person-activity fit / 活性化活動 / 幸福感 / ポジティブ心理学的介入 / 素人理論 / 幸福感の上昇 / 介入技法 / 主観的幸福感 / 尺度研究 / 心理的ウェル・ビーイング / well-being / Web調査 |
研究成果の概要 |
ポジティブ心理学の考え方を理論的背景として、まず6種類のウェル・ビーイング(WB)指標を整理した(感情、意味、活動、社会、文化、環境的WB:調査1)。さらに、2度に渡るオンライン調査(調査2・3)により、それぞれのWBに関連する活性化活動を特定し、2週間にわたる介入活動の実践を行った結果、本邦でもポジティブ・オンライン介入の有効性が確認された。介入活動のうち、感情的(前向きに考える)・文化的(こころの平安を保つ)活動ではWBとの明確な対応結果(介入による上昇)が見られ、意味的(目標を追求する)、活動的(好きな活動を味わう)な介入でも別側面ではあるがWBの向上につながることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦でもポジティブ心理学的研究は徐々に増加しつつあるが、海外に比べると、その数は圧倒的に少ない。とりわけ、応用面に着目した研究は、まだ極めて限られた状態にある。そうした中で本研究は、ポジティブ心理学的介入という、ポジティブ心理学の本来の目的であるウェル・ビーイング増進のための技法の開発に取り組んだもので、学術的な意義が高いものと思われる。また研究成果として、オンライン(Web)介入という、取り組みやすい技法の有効性を提唱しており、心理的介入に抵抗があるとされる本邦の人々に向けた、コミュニティなどでも利用しやすい介入技法の開発という社会的意義をもった研究であると判断される。
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