研究課題/領域番号 |
16K04275
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山浦 一保 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (80405141)
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研究分担者 |
大坪 庸介 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (80322775)
河野 達仁 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (00344713)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 信頼の崩壊 / 関係性の修復条件 / 交換関係(LMX)理論 / 上司-部下 / 関係性価値 / 共感 / 妬み / 上司-部下関係 / 信頼崩壊・悪化 / 修復・和解 / LMX理論 / 関係価値 / 方略行動 / 組織としての対応策 / 信頼関係の崩壊 / leader-member exchange / 赦し / 妬み感情 / 対人葛藤 / 上司と部下 / 和解 / 経営理念 / 地位獲得戦略 / 社会系心理学 / 産業・組織・人事 / 関係性のリーダーシップ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、上司-部下の悪化した関係性をいかにして修復するか、個人および組織の要因を踏まえて検討することであった。その結果、(1)関係性の(再)構築の観点で、LMX理論に基づいて行われた研究を広く概観し、この成果を書籍にまとめた。(2)関係性が悪化した後に部下がとる愛他的行動、あるいは部下に対する上司の尊敬に基づく影響力は、和解を促した。また、関係価値と和解促進は共感によって媒介されるという成果については投稿済みである。さらに、上司と疎遠な関係にある部下は、上司と親密な関係にある仲間に対して妬みを抱く傾向があり、その悪影響は、目標設定や役割付与によって抑制されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、職場の人間関係の悪化・崩壊を経験した人たち(上司-部下)の理解については、看過されがちであった。本研究では、悪化・崩壊した関係性やそこで生じるネガティブな状態を改善に向かわせる条件の解明を試みたものである。ここで得られた知見は、当事者による自力での解決だけでなく、それを支える関係性や職場環境のあり方による解決を図るものであり、個人の心身の健康や風土醸成の強化を促すものである。
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