研究課題/領域番号 |
16K04277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 帝塚山大学 |
研究代表者 |
谷口 淳一 帝塚山大学, 心理学部, 教授 (60388650)
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研究分担者 |
相馬 敏彦 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 准教授 (60412467)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 初期適応 / 自己呈示 / 自己制御 / 関係的自己 / 親密な関係 / シャイネス / 低自尊心者 / ありのまま信念 / 本来感 / 大学適応感 / 自己確証 / 自己高揚 / 信念 / 社会心理学 / 対人ネットワーク / 重要他者 / 制御資源 / 自己評価 |
研究成果の概要 |
新規の環境に適応するためには新たな人間関係を形成することが欠かせないが、初対面の他者との接触が苦手な人や、自尊心が低い人にとっては困難な課題となる。本研究は、新たな対人関係の形成場面において、自尊心が低い人やシャイな人でも、既存の親密な関係にある重要他者に付随する関係的自己がポジティブであれば、重要他者の表象を活性化することで適切な自己呈示を行うことができ、初期適応が果たされる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで恋人関係をはじめとし、特定の他者と親密になることは排他的で閉鎖的な関係への志向性として理解され、対人ネットワークが縮小されることに繋がることが指摘されてきた。しかし、本研究では、親密な関係に付随する関係的自己の表象の活性化に注目することで、親密な関係の醸成が逆に対人ネットワークの拡大に寄与する可能性を示すことができた。
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