研究課題/領域番号 |
16K04282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
池田 浩 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (80454700)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | フォロワーシップ / サーバント・リーダーシップ / 感謝の表明 / プロアクティブ行動 / 現場介入 / 柔軟性 / 状況判断テスト / 真正的フォロワーシップ / リーダーの謙虚さ / 積極的関与 / 独自の考え / 倫理的判断 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、組織における「フォロワーシップ」の概念を明らかにしながら、それを生み出す規定要因を明らかにすることであった。大学生ならびに企業組織を対象に質問紙調査を行った。その結果、垂直的リーダーシップは依存的なフォロワーシップを生み出すのに対し、リーダーと積極的に交流し、そして独自の考え方を有するフォロワーシップは、フォロワーを支援するサーバント・リーダーシップと促進的な関連性を示していた。さらには、フォロワーの活動や成果に対して、リーダーが感謝の表明することが、フォロワーのプロアクティブ行動を促進することも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来のフォロワーシップはリーダーの指示に忠実に従う存在として取られられてきた。しかし、「受動/依存」的なフォロワーシップを脱して、新たに「能動/積極」性を備えた「フォロワーシップ」のあり方を明確化するとともに、それを引き出すうえでフォロワーを奉仕するサーバント・リーダーシップの効果を明らかにした。 さらに、トップダウン的リーダーシップとサーバント・リーダーシップの機能を対比させながら、2つがどのようなフォロワーシップを引き出すかを理論的かつ実証的に明らかにした知見は、実社会においても適用可能なものであり、実践的な示唆に富むものである。
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