研究課題/領域番号 |
16K04289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
熊谷 龍一 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (60422622)
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研究分担者 |
野口 裕之 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 名誉教授 (60114815)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DIF / 素点 / 特異項目機能 / DIF分析 / 教育測定 / 心理測定 / テスト理論 |
研究成果の概要 |
本研究では,熊谷(2015)で提案された「素点を利用したDIF(Differential Item Functioning:特異項目機能)検出方法」について,その理論的精緻化を進め,新たなDIF指標を開発することが目的であった。 具体的には,1)実際の心理尺度データに対してDIF分析を応用し,評定者間の差異に関する分析を行うこと,2)複数のテスト冊子がある状況でのDIF分析の問題点の洗い出しとその解決方法の提案,および実データによる検証に取り組んだ。特に2)については,受検者の群分けについて,項目反応理論(IRT)の潜在特性尺度値を利用する方法が提案された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,学力テストや心理尺度などにおいてテストの公平性を担保するための分析手法としてのDIFに関して,素点を用いた方法の提案,理論の精緻化,および実データによる検証が進められた。この成果により,実際の教育心理学研究場面で見られる数百件程度のサンプルサイズにおいてもDIF分析が実行可能となり,多くの研究場面でDIF分析が広く活用される契機となることが期待される。
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