研究課題/領域番号 |
16K04306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
道田 泰司 琉球大学, 教育学研究科, 教授 (40209797)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 批判的思考 / 教育実践 / 問題駆動 / 正解志向 / 学習観 / 協同学習 / 失敗 / 思考力育成の基盤 / 中学 / 中学生 / 教授法 / 中学校教育 |
研究成果の概要 |
本研究では第1に,中学生に欠けている批判的思考を明らかにするために,中学校教員に調査を行った結果,正解志向,問題発見の弱さ,吟味不足からくる問題が多く見られた。また,安心感や自信,適切な学習観が,思考活動を行う上で重要であると考えられた。第2に,我が国の学校教育において行われている批判的思考教育には,スキル系,評価・判断系,練り直し系,複数視点系,質問生成系,基準検討系という6つの視点があり,多くの実践ではこれらが組み合わされて用いられていることが明らかとなった。第3に,1枚ポートフォリオ,質問,問題発見と解決,思考の型(OREO)を用いた作文,愚痴を用いる実践を行い,その評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日的な社会の変化に対応する資質能力として,21 世紀スキルやキー・コンピテンシーなどを育成する必要が叫ばれている。その中核に位置する思考力の一つとして,批判的思考を育成する教育の必要性は高い。本研究では批判的思考教育について,いくつかの実践を開発したというだけでなく,理論,先行実践の整理,実態調査(中学生,学校教員,教材など)と多面的に検討を行っている。
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