研究課題/領域番号 |
16K04313
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
伊藤 忠弘 学習院大学, 文学部, 教授 (90276759)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 動機づけ / 目標 / 他者志向的動機 / 達成動機 / 目標階層理論 / 自己志向的動機 / 目標構造 / 達成動機づけ / 目標階層 / 価値 / 手段 / 階層構造 / 面接調査 / 大学生 / 教育心理学 / 社会心理学 / 他者志向 |
研究成果の概要 |
個人のなかで自己志向的(利己的)動機と他者志向的(利他的)動機が葛藤しているか統合しているかを記述、測定するための方法を検討した。階層的目標構造の理論に基づき,複終局性(1つの行動が複数の目標に向かわせる状況)を統合、目標を満たす手段が独立していて資源を奪い合う状況と葛藤と捉えた。面接法により、個性記述的に目標とその手段を算出させて、さらにその関係を量的に評価させる方法を試みた。しかし妥当性検討のための適応指標との関連は明確に得られなかった。個性記述的方法に伴う目標と手段の内容の抽象度の個人差をどのように統制するかが今後の課題である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己志向的(利己的)動機を抑制し他者志向的(利他的)動機に従って行動をし続けることは難しい。むしろ両者を対立させるのではなく、いずれも両立させることによって、個人が長期的に社会志向的(利他的)に行動することが可能になる。個個人の動機(目標)間の葛藤・統合の様子を記述、測定するための方法を開発することによって、そのような状態にある個人をスクリーニングし、動機の統合の適応的な機能や統合させるために必要な前提条件を特定することが可能になるために意義がある。
|