研究課題/領域番号 |
16K04330
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
湯澤 美紀 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 准教授 (80335637)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 幼児教育の質 / ワーキングメモリ / SDQ / わらべうた / 森のようちえん / 幼児教育 / ライフスキル / 質問紙調査 / 実行機能 / 遊び / 発達 |
研究成果の概要 |
本研究は,幼児教育の質が実行機能ならびに認知能力に及ぼす影響について,観察研究・介入研究・調査研究を通して明らかにした。まず,観察研究を通して,子どもの発達に適切な環境を明らかにするために,森のようちえんならびに子育て支援での観察を行った(コロナ感染症拡大により一時中断)。結果,10のカテゴリーの4の上位カテゴリーを見いだした。次に,わらべうたに着目し,療育センターでわらべうたを用いた介入を行い,子どものワーキングメモリならびに社会的困難さと強さ(SDQ)を測定した。結果,同介入の効果が確認された。最後,適切な幼児環境が後の社会的スキル・適応感に影響するか否かをアンケートを用いて検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,子どもの発達にふさわしい環境について観察研究を通して明らかにし,そこでの知見を発達支援センターで短期縦断的介入研究に取り入れ実施したところ,情緒,多動・衝動性,仲間関係が改善し,向社会的行動がみられるようになったことに加え,通常単純な認知トレーニングでは向上しないとされる子どものワーキングメモリ(認知能力の基盤)が,遊びを通して向上しうる点を実証した点である。また,社会的意義は,子どもの発達にふさわしい遊び環境を明らかにしたことで,保育の質向上に貢献するとともに,わらべうたを用いた発達支援の可能性を拓いたことにある。
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