研究課題/領域番号 |
16K04334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 青山学院女子短期大学 |
研究代表者 |
菅野 幸恵 青山学院女子短期大学, 子ども学科, 教授 (50317608)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 移住 / 家族 / 子育て / 子ども / 農 / 教育系心理学 |
研究実績の概要 |
本研究は中山間地域にIターン、新規就農した移住者家族がどのように地域に根付いていくのかについて、子ども・子育てに焦点をあてて検討することを目的としていた。具体的には、1)移住者家族の子ども・子育てのネットワークはどのように構築されていったのか、2)子ども・子育てネットワークは子どもの年齢に応じてどのように変化するのか、3)そのプロセスは農業者としての定着とどのように関連するのかについて検討する予定だった。 その後、研究対象の家族が再移住することになり、当初の予定を変更せざるを得なかった。具体的には、再移住先では就農しなかったので、上記の3)については再移住前までしか検討することができなかった。 全体を通して、子どもの存在が移住者の適応にとっ大きなものであることが分かった。計画したことではなかったが、初めの移住先と、2回目の移住先では子ども・子育てを通したネットワークもだいぶ異なっていたことから、移住先の地域状況も適応過程には影響があると考えた。はじめの移住先は、土着の人間関係がかなり色濃く残っており、子どもがいることでかろうじて地域になじんでいくことができたと考えられた。それでも地域になじむにはかなりの時間を要した。再移住先は、移住者が多いこともあり、地域のネットワークができていくのはあまり時間がかからないようだった。適応における子どもの存在は、はじめの移住先に比べると相対的に少ないと考えられた。 今回は、代表者の個人的な都合により廃止を余儀なくされたが、状況が好転したらまた研究を再開したいと考えている。
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