研究課題/領域番号 |
16K04340
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉江 征 筑波大学, 人間系, 教授 (70222049)
|
研究分担者 |
堀田 亮 岐阜大学, 保健管理センター, 助教 (10733074)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 自律訓練法 / メタ認知的気づき / 不眠 / 高齢者 / 認知的変数 / 認知傾向 / 効果 / 社会系心理学 / 臨床心理学 |
研究成果の概要 |
本研究は自律訓練法の受動的注意集中と類似した諸心理療法の中核的概念でもある心理特性との関係を検討し,心理特性(メタ認知的気づき)の増加と不眠の改善における自律訓練法の有効性の検討を行った。その結果,①メタ認知的気づきと不眠傾向に関連があった。②メタ認知的気づきの増大に対する自律訓練法の有効性をある程度示すことができた。③同様に,高齢者を対象とした介入においてもある程度有効性を示すことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,自律訓練法の高齢者の不眠に対する治療効果だけではなく,メタ認知的気づきの増大という治療機序の解明にも貢献している。不眠に対してこれまで臨床的な報告も含めて効果のあるとされている代表的な治療法に共通するような心理特性(メタ認知的気づき)の重要性を示すことができた。また,そういった特性を自律訓練法を学ぶことにより高めることができることもある程度示すことができた。
|