研究課題/領域番号 |
16K04357
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
牧 郁子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70434545)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 小学生 / 無気力感 / 保護者 / 教師 / 介入 / プログラム / 情動交流 / メカニズム / 心理学的介入 |
研究成果の概要 |
研究1で子どもの感情の社会化を促進する保護者・教師用のプログラムを作成し実施した。その結果,保護者においてはワークショップ形式の実施に戸惑いが認められ,教員への実施では時間的制約のためワークショップ部分の実施が十分できなかった。以上を勘案して,研究2では啓発型リーフレット(学校編・家庭編)を作成し,教師を対象にその内容に関わるアンケートを実施したところ,概ね肯定的な評価を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)児童期の無気力感のメカニズムを,認知発達のみならず情動発達も考慮して構築する本研究は,国内外の児童期の抑うつ・無気力感の予防研究に,新たな視座を与えると考える。(2)本研究で開発したプログラムは,大人の関わりがその情動・認知発達に影響を与える児童期の特徴を踏まえ,教員・保護者への研修・講演を前提としているため,子どもの発達段階に合致した援助を提供できると考える。(3)本研究で開発したプログラムは,小学生の無気力感研究を土台に,教員養成課程の学生・教員・保護者に試験的に実施しながら開発したため,実証研究に基づきながらも簡便に実施できる援助方法を,広く一般に還元できると考える。
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