研究課題/領域番号 |
16K04366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
木谷 秀勝 山口大学, 教育学部, 教授 (50225083)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害 / 青年期自閉症スペクトラム障害 / 自己理解 / 自己決定 / 女性の自閉症スペクトラム障害 / 青年期高機能ASD / 自己理解プログラム / 自己理解をめぐる葛藤 / 効果の見える化 / 女性ASDへの支援 / ASDの自己理解 / 「自己理解」プログラム / 自己理解合宿プログラム / 自己理解への早期介入 |
研究成果の概要 |
青年期高機能自閉症スペクトラム障害(HFASD)を対象とした短期集中型「自己理解」プログラムを試みた。その結果、次の4点が明らかになった。①適応に大きな問題がなくても、潜在的な不安(特に社交不安)が高い。②不安の高さが阻害要因として「自己理解」から「自己決定」へステップアップすることに困難さが増す。③「自己決定」へのステップアップには、青年期モデルとしての仲間の存在や居場所作りが重要である。④女性HFASD の場合、身体感覚への理解を進めながら女性独自のプログラム開発が重要である。したがって、「自己理解」から「自己決定」がさらに促進されるために、「効果の可視化」を進めることが今後の課題となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の調査研究からは、幼少時期から支援を受けて、良好な社会適応を維持している高機能ASDが、青年期以降で課題となってくる自立した生き方を安心かつ安全にサポートするためのプログラム開発として援用できる。また、現在大きな課題となっている大学における障害学生支援のためのプログラムとしても活用できる。
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