研究課題/領域番号 |
16K04368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
橋本 忠行 香川大学, 医学部, 教授 (80320000)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 治療的アセスメント / 協働的/治療的アセスメント / ナラティヴ / 人間性心理学 / 質的研究 / 教育 / 司法 / ウェアラブルデバイス / 心理的アセスメント / 心理面接 / 短期療法 / ナラティブ / 心理アセスメント / 臨床心理学 / 認知行動療法 / 効果研究 |
研究成果の概要 |
Finn(2007)の治療的アセスメントは「クライエントが自分自身についてより深く理解し、抱えている根深い問題の解決を支援するために心理アセスメントを活用する」新しいパラダイムである。わが国での心理的支援をより充実させるために、①効果研究による臨床的有効性の検証、②グッド・プラクティスによる実践の促進、③医療・教育・司法領域など各施設の実際に合わせた手続きの最適化、④クライエントと査定者の関係性へ影響を与える社会文化的要因の検討を行った。EXPスケール(池見ら, 1986)などを用いた数量的・質的分析や複数の事例研究を重ねた。また「PFスタディによるアセスメント介入セッション」等を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療、教育、司法など各領域で治療的アセスメントの効果研究と事例研究を重ねることで、本邦においてもその有効性が確認された。心理検査を用いた心理的アセスメントは、単にクライエントの症状や心理的問題を評価するだけでなく、より具体的で人間性(Humanity)を大切にした支援につなげることができる。今後、協働的/治療的アセスメントの導入がわが国でもより容易になり、幅広く国民の精神的健康や自分自身にあった生き方を見つける手立てとなると思われる。
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