研究課題/領域番号 |
16K04383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
今野 紀子 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (40349808)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 身体イメージ彩色図法 / 精神疾患 / 早期スクリーニング / 身体 / イメージ / 彩色 / 健康心理学 / 健康開発 / 臨床心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、身体イメージ彩色図法(BCDM)を用い、精神疾患の初期症状の一つである、うつ症状等の早期発見・早期対応のスキームを構築することである。身体図の症状別彩色パターン分析の結果、抑うつ傾向者の彩色パターンが判明した。また、BCDMにより自己を外在化することで、自身の心身の状態を客観的に認識でき、精神的問題の早期発見につながることが示唆された。言葉での表現が苦手な場合でも、BCDMを通して早期対応支援が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
こころの健康は、自覚症状の少ない潜在的患者も一定数いることが推測され、疾患の早期発見・早期対応が喫緊の課題である。感覚をより直接的・個別的に外在化するBCDMを活用することで、精神疾患の早期発見が可能となる。同時に、BCDM自体にストレス低減効果も示されており、予防的なメンタルケア、ストレス・マネージメント、心理教育やリハビリテーションに役立つ。また、可視化された身体図を通して心身の状態や問題等を共有することがきるため、コミュニケーションが苦手な発達障害者等への支援ツールとしても活用が期待できる。
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