研究課題/領域番号 |
16K04386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
越智 啓太 法政大学, 文学部, 教授 (40338843)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | デートバイオレンス / ハラスメント / ストーキング / つきまとい行為 / 恋愛関係 / 学生相談 / DV / 男女共同参画 / 虐待 / 恋愛行動 / 防犯 / 恋愛 / つきまとい / 犯罪 / ストーカー防止法 / 大学生 / 犯罪予測 / ロジスティック回帰分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、恋愛中のカップルを追跡調査し、彼らの恋愛が終了した後のつきまとい・ストーキングを予測する要因について調査を行った。1000組のカップルを2年間にわたって継続して調査し、314組のカップルについて最後まで追跡できた。このうち、104名が2年間の間に交際が終了した。これらのカップルにおける交際終了後のつきまとい・ストーキングの程度を測定する尺度を作成した。この尺度の得点には性差や交際ステータスは影響していなかった。しかし、交際相手のギャンブル癖や社会的剥奪傾向がストーキング行動を予測することがわかった。この結果を基にして、交際終了時のつきまとい・ストーキング行為を予測する式を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
恋愛関係にあるカップル間における暴力やハラスメント行為は現在大きな問題となっている。しかし、配偶者間における暴力であるいわゆるDV(ドメスティックバイオレンス)と比べ、その現状はあまり明らかになっておらず、また、「いやなら別れれば良いだけ」として軽く扱われることも少なくない。そこで、本研究においては、恋愛関係におけるカップル間のデートバイオレンス・ハラスメントのうち、つきまとい・ストーキングの問題に焦点を当て、これらの行動の現状を調査するとともに、その予測要因を明らかにした。また、これらの研究成果について、学生相談や女性相談機関を対象にプレゼンテーションを行い、研究成果の社会的実装を行った。
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