研究課題/領域番号 |
16K04391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 駒沢女子大学 |
研究代表者 |
藤川 麗 駒沢女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (10350513)
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研究分担者 |
石津 和子 駒沢女子大学, 人文学部, 准教授 (10549405)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 育児ストレス / 予防 / ACT / プログラム開発 / 効果評価 / マインドフルネス / 心理教育 / ACT / 認知行動療法 / プログラム評価 |
研究成果の概要 |
本研究ではアクセプタンス&コミットメント・セラピーに基づき、養育者の心理的柔軟性の向上に焦点を当てた育児ストレス予防プログラムの開発を目指した。国内外の研究者との意見交換を踏まえ、5回のセッションと1回のフォローアップから成るプログラムを作成し、3歳から8歳の子どもを持つ養育者を対象として2回の介入研究を行った、その結果、いずれもプログラム前と比較してプログラム終了直後と3か月後のフォローアップ時点において育児ストレスが有意に低下し、マインドフルネス傾向が有意に向上していた。しかし、心理的柔軟性には有意な変化は認められなかったため、プログラム内容や測定指標のさらなる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、これまで日本では未開発であった、心理的柔軟性に焦点を当てた育児ストレス予防プログラムの開発を試みたことに学術的な意義がある。実際に参加者を募集して2回の介入研究を行った結果、量的・質的なデータにより、本プログラムが育児ストレスの低減やマインドフルネス傾向の向上、養育者の望む育児行動の増加に一定の効果があることが示された。また、本プログラムは育児場面における養育者の思考・感情の取り扱い方や養育者の望む育児行動の増加を目的とするため、一般の養育者から虐待グレーゾーンの養育者まで幅広い対象者のニーズに合うプログラムであり、社会的な意義があると言える。
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