研究課題/領域番号 |
16K04396
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 至学館大学 |
研究代表者 |
笹竹 英穂 至学館大学, 健康科学部, 教授 (00319229)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | デートDV / 心理的暴力 / 束縛行為 / 恋愛観 / 献身 / 心理的束縛 / 防止講座 |
研究成果の概要 |
研究1:本研究は,大学生のカップルにおいて、献身的な恋愛観が,交際相手からの束縛行為に愛情を感じる程度に与える影響を検証することを目的とする。その結果,男子の場合は,献身的な恋愛観(幸せ因子)が高いほど,束縛行為に愛情を感じる程度が高いことが明らかとなった。女子の場合,献身的な恋愛観(不本意因子)が高いほど,束縛行為に愛情を感じる程度が高いことが明らかとなった。 研究2:本研究の目的は,大学生に対し、デートDVの防止講座を実施し,その束縛行為がデートDVであるか否かの判別に対して、交際相手との関係性に基づいて判別する方が、効果的であるかどうかを検証した。その結果、この仮説は支持された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
交際相手から束縛行為に従うことを求められた場合,むしろ交際相手の愛情を感じる場合がある。この場合には,束縛行為がエスカレートとして身体的あるいは性的な暴力に発展しても逃げることができない危険性がある。したがって,被害を防止するためには,交際相手からの束縛行為に対して,愛情を感じるのではなく,適切な問題意識を持つことが重要になる。本研究の結果によって,束縛行為に愛情を感じることに影響を与える要因の一部が明らかになり,デートDVの防止のために役立つことができると考えられる。
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