研究課題/領域番号 |
16K04397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 愛知淑徳大学 (2017-2019) 人間環境大学 (2016) |
研究代表者 |
高橋 昇 愛知淑徳大学, 心理学部, 教授 (10441619)
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研究分担者 |
高橋 靖恵 京都大学, 教育学研究科, 教授 (90235763)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心理テストバッテリー / 発達障害 / 統合失調症 / ORT / 描画法 / ロールシャッハ法 / 知能検査 / 投映法 / 対象関係投映法 / 予後調査 / 心理支援 / 風景構成法 / 心理療法 / 心理アセスメント / テストバッテリー |
研究成果の概要 |
この研究では、精神的な問題や病を抱える人への援助のために、どのような心理検査の組み合わせが有効であるかを考える。まず、発達障害を抱えた人の知能検査と予後の関係を調べ、描画法との組み合わせの有効性が示唆された。 また、本邦では新しい心理検査である対象関係投映法(以下ORTと略)を健常者と統合失調症者に施行して、質問紙やロールシャッハ法と比較した。そしてORTの特徴と有効性を探り、他の心理検査と補完的に使用できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心理テストは心の問題や病気を抱えたクライエントの問題解決や良い生き方を選択するために、臨床の分野で診断や理解の方法として重要なものである。実践的には心理検査は1種のみで実施されることは少なく、テストバッテリーとしていくつかの組み合わせとしてなされる。 今回、青少年へのアプローチとして、知能検査、質問紙法、投映法の組み合わせを考え、健常群、発達障害、統合失調症の対象者にテストバッテリーを試み、ORTという新しい投映法の有効性も併せて確かめた。人の心の意識的部分から無意識までどのように測定できるかを明らかにし、これらは病気や悩みを持った方々に対するより有用な心理検査の実施に役立てることができる。
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