研究課題/領域番号 |
16K04399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 花園大学 |
研究代表者 |
橋本 和明 花園大学, 社会福祉学部, 教授 (80434687)
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研究協力者 |
横山 巌 , 弁護士
笠原 麻央 , 弁護士
藤原 航 , 弁護士
桧谷 真美 , 臨床心理士
二見 真美 , 臨床心理士
郭 知陽 , 臨床心理士
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 犯罪心理鑑定 / 情状鑑定 / 犯行メカニズム / 犯行動機 / 刑事事件 / 少年事件 / 裁判員裁判 / 刑事裁判 / 証言 / 犯行のメカニズム / 司法心理学 / 対人援助職 / 犯罪心理学 / 非行臨床 / Mitigation Specialist / 判決前調査 / 犯罪 / 非行 |
研究成果の概要 |
本研究において犯罪心理鑑定の意義や目的を明確にするとともに,鑑定の技法や効果について検討した。また,十数例の刑事事件における鑑定事例を分析し,鑑定作業において留意すべき事項や課題を整理した。そこでは,事件記録などの資料から調査仮説を立てることの重要性や被告人との面接におけるインフォームド・コンセントのあり方などを考察した。さらに,鑑定においては,被告人の家庭環境や生活歴が本件犯行とどのように結びついているかを明確に示すことが量刑判断の上でも大切であるとした。そして,鑑定人の養成には面接技法や法廷での証言技法の習得が欠かせないことから,研修教材として,模擬法廷における証言場面のDVDを制作した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
犯罪心理鑑定は犯罪のメカニズムを心理的観点から分析することであり,その結果を法廷で証言することで裁判官や裁判員の犯罪の動機の理解や適正な審理を導くことになる。鑑定の技法は確立されていないが,鑑定作業の留意点や課題を整理した意義は大きい。 犯罪心理鑑定を行う心理職の養成のあり方を検討し,教材開発を行い,研修効果を上げる実践を積み重ねた点は社会的に意義があった。
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