研究課題/領域番号 |
16K04402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
駿地 眞由美 追手門学院大学, 心理学部, 准教授 (10388217)
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研究期間 (年度) |
2017-02-23 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 病の体験 / 心理的成長 / ボディイメージ / 病の不確かさ / 身体への意識・態度 / 心理的well-being / 心理的適応 / PTG / 身体との受容的信頼関係 / 若年性乳がん / 乳がん体験者 / 病の語り / 心理臨床学 |
研究成果の概要 |
乳がんは、わが国の女性のがんの中で最多を占め、長期にわたって心身の危機をもたらしうる事態である。本研究では、乳がんサバイバーの「病の体験」に着目し、その理解と、関連する要因の検討を行った。 その結果、病の体験は、もちろん苦しいものであるけれども、その後の人生におけるポジティブな変化の機会にもなりうることや、病いの経過や女性のライフサイクル全体の中で病の体験や援助のニーズを個別的に理解していく必要性があること、また、ボディイメージや、配偶者など重要な他者との関係性が果たす役割などについて明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳がんの生存率が向上してきている現在、サバイバーのその後の人生の中で、乳がんという病がどのように体験され、どのように個々の人生に位置づけられていくか、それらに関わる要因は何かについて解明することは、非常に重要な現代的課題である。本研究では、その理解が進んだのみならず、乳がんサバイバー自らが病を主体的に引き受け、病を十全に生きることができるよう援助する心理臨床的アプローチについての具体的手掛かりも得ることができた。
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