研究課題/領域番号 |
16K04407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
森 丈弓 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (00512154)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 再犯防止 / リスクアセスメント / 再犯リスク要因 / 保護的因子 / 再犯 / リスク要因 / 再犯リスク / 処遇効果検証 / 少年犯罪 / 成人犯罪者 |
研究成果の概要 |
非行少年の再犯に影響を与える要因について,当初計画していたとおり家庭裁判所に係属した在宅事件の非行少年にまで対象者を広げてた調査が完了した。当該データを分析した結果,少年鑑別所等の施設に収容されないような,比較的非行性の進んでいない対象者に対しても,リスクアセスメントツールが予測的妥当性を持つことが確認できた。この知見は,リスクアセスメントツールの適用可能性が拡大されたことを意味している。また,保護的因子についても非行少年を対象とした調査、分析を実施することができ,その結果,保護的因子が非行少年の再犯リスクと関連を有していることが我が国のデータにおいても確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国においては,犯罪者の再犯防止が,社会的な課題として重要度を増しているが,どういった要因が再犯に結びつくのか,どういった要因に働きかければ再犯を減らすことができるのか,といった点に対する実証的な知見が乏しいという状況であり,本研究では,非行少年の内で大きな人数を占める家庭裁判所に係属した在宅事件の非行少年に対してリスクアセスメントに関する科学的な知見が得られたこと及び,再犯を防止する機能を持つとされる保護的因子について,我が国の非行少年においても再犯を防止する手立てになるという知見が確立できたことは,我が国における再犯防止を推進していくために重要な結果であったと考えられる。
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