研究課題/領域番号 |
16K04408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 福島県立医科大学 (2018-2019) 甲南女子大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
瀬藤 乃理子 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (70273795)
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研究分担者 |
坂口 幸弘 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (00368416)
片桐 祥雅 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60462876)
福森 崇貴 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (50453402)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 共感性疲労 / マインドフルネス / ストレス低減 / プログラム効果 / ストレスケアプログラム / セルフケア / 支援者ストレス / 気分変化 / 生理的変化 / 支援者のストレス / 生理指標 / ストレス低減効果 / ストレスマネージメント / 社会系心理学 / 予防プログラム |
研究成果の概要 |
90%以上の参加者がプログラムに満足と回答した。アンケートの自由記述欄の分析では、受講を通してセルフケアに関する知識や技術を獲得しただけでなく、後半のマインドフルネスの実技演習中に自らの心身の変化を実感し、それがセルフケアの動機づけを高めていた。また、気分変化として「活性度」「安定度」「快適度」の有意な正の変化が認められた。 生理的指標では、実技演習中に体表温度および脳波のα波やSMR波のパワーの漸次的な上昇と、心拍変動においては実技後半にLF、HFともに高い振幅が出現していた。本プログラムは、気分の活性化という心理的な即時効果と同時に、自律神経系などの即時的な効果が期待できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主観的な気分と生理的指標の両面から効果を検証したことで、満足度が高く、安全で心身ともに短時間での活性化が期待できるセルフケア・プログラムであることが明らかになった。また、参加者のプログラム中の変化をもとに、実技中の教示方法や日常的な取り組み方法の呈示を工夫することで、プログラムを洗練化することができた。共感性疲労に関する文献および調査研究を進め、そのリスクと対策の重要性を広く発信した。
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