研究課題/領域番号 |
16K04409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
土井 晶子 神戸学院大学, 心理学部, 教授 (10465677)
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研究分担者 |
小室 弘毅 関西大学, 人間健康学部, 准教授 (30551709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フォーカシング / メンタルヘルス / グループ・アプローチ / ポジティブメンタルヘルス |
研究成果の概要 |
職場においては、対人援助職を中心にポジティブメンタルヘルス研修を実施し、プログラムの精査を行い(土井、2016)、フォーカシングがポジティブ・アプローチに有効であるという結果を得た(Doi, 2017)。実施にあたってのノウハウやコツをまとめ、学会で発表を行い、現場に還元するためのワークショップを実施した(土井、2017、Doi, 2019a & Doi, 2019b)。教育現場においては、大学でポジティブ・アプローチを取り入れた授業を実施した。日本においてポジティブ・アプローチを展開する意義や、プログラムにフォーカシングを活用する方法などを包括的にまとめた(Doi, in press)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、ストレスマネジメントなどの従来型のメンタルヘルスへのアプローチだけでは不充分であるとの視点から、「ポジティブメンタルヘルス」という概念が提唱唱されてきた。本研究では、フォーカシングを活用し、大学生、労働者、特に現場でメンタルヘルス関連業務に従事する対人援助職のための具体的なプログラムを提示し、さらにプログラム立案の方法、安全にプログラムを遂行するためのファシリテーションのノウハウという現場の実情に即した実践的な成果を提示した。また、これらの成果を英語でも書籍として公刊することにより、国内のみならず国際社会でのポジティブメンタルヘルス推進に貢献することができる。
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