研究課題/領域番号 |
16K04416
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 西南女学院大学短期大学部 |
研究代表者 |
命婦 恭子 西南女学院大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (00412338)
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研究分担者 |
竹川 大介 北九州市立大学, 文学部, 教授 (10285455)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 状況的学習 / ソーシャルスキル / 幼児期 / 社会資本 / 子育て支援 / 地域援助 |
研究成果の概要 |
幼児を対象に状況的学習を用いたソーシャルスキルトレーニング(social skills training ;SST)のを作成した。商業施設である市場を、コミュニケーション能力を育成する社会資本と見立て、実践の中からスキルを習得することがプログラムの目的である。ソーシャルスキルの本来の学習プロセスは状況的学習によるものであり、SSTもその方法に立ち返ることを提案している。これにより、企画者が準備した働きかけを超える変化がみられた。また、対面でしか起こりえない働きかけが偶然になされることで、双方向的なコミュニケーションが現れており、その状況から 新しいスキルを習得していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソーシャルスキルとは対人関係を円滑にするための技術であり、実践の場に参加しながら学習され、学習が深まるとより高度な対人関係の実践が可能となりさらに学習が深まるというように習得されてきた。これを状況的学習と呼ぶ。その一方医療機関などでは、ソーシャルスキルの習得が困難な場合に、実践場面と切り離された守られた環境で、ソーシャルスキルトレーニング(SST)が実施されてきた。さらに、対人関係の実践場面が減少するという社会的要請から教育機関でもSSTが実施されることが多くなった。このように広く活用されるSSTを医療モデルから改変し、状況的学習によるプログラムとして実施したところに本研究の意義がある。
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