研究課題/領域番号 |
16K04427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
三浦 佳世 九州大学, 人間環境学研究院, 名誉教授 (60239176)
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研究分担者 |
山本 健太郎 九州大学, 人間環境学研究院, 講師 (30727087)
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研究協力者 |
佐々木 恭志郎
銭 崑
長 潔容江
郷原 皓彦
松田 憲
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 空間 / 身体 / 運動 / 感情価 / 嫌悪感 / 処理流暢性 / 潜在性 / 芸術 / 空間-感情連合 / 運動経験 / ミニチュア効果 / 絵画空間 / 感性印象 / 絵画表現 / 単純接触効果 / 自尊感情 / 運動知覚 / 身体性認知 / 顕在性 / 集合体嫌悪 / 空間周波数 / 絵画 / オノマトペ / 運動現象 / タイミング / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
空間は、潜在的にも顕在的にも、多様な印象や感情、評価を伴って知覚される。そうした印象や評価は何によって、また、どのようにして決まるのだろうか。逆に、そうした感情や価値は、空間における身体の動きにどのような影響を与えるのだろうか。多様な空間(実空間、モニター空間、絵画や写真などの表現空間)を対象に、空間と、知覚、感情・評価、身体(行為)との関わりを、10個のサブテーマを通して考察した。検討に当たっては、物理変数として、空間周波数特性、フラクタル特性、彩度・明度、タイムラグなどを用い、認知特性としては、潜在性・顕在性、身体化認知、処理流暢性、空間-価値メタファ、情報統合、個人差などに着目した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の知覚・認知心理学では、空間内の対象の知覚や認知に注意が向けられ、空間に注目して研究をとりまとめる発想は少なかった。また、印象や価値、感情との結びつき、あるいは身体との関わりの中で空間を考える視点も、近年の研究動向を踏まえた新しいものである。さらに、本研究の多くは物理特性、認知特性、社会特性など、多角的・多層的な観点から議論が行われていて、この点からも注目される。 研究成果は、国際学会や国際学術誌ならびに国内の学会や学会誌において公表され、国内外の専門領域の研究者から注目や評価を得るとともに、一般書や講演を通して社会への波及・還元も図られた。本研究成果の学術的・社会的意義は大きいといえる。
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