研究課題/領域番号 |
16K04434
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 弘前大学 (2020-2021) 東海学院大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
小河 妙子 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (30434517)
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研究分担者 |
藤田 知加子 南山大学, 人文学部, 准教授 (70300184)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 心的辞書 / 意味処理 / 漢字 / 意味的類似性調査 / 多次元尺度法 / 教育漢字 / コーパス分析 / 視覚的単語認知 / 漢字表記 / 意味表象 / 実験心理学 / 漢字学習 |
研究成果の概要 |
本課題では,日本語の漢字における意味を担う部品(radical)に着目し,読み処理過程における形態素が担う役割の観点から,コーパス分析や単語意味的類似性調査を実施して,語彙的記憶における意味情報の構造を可視化した。語彙的記憶は子どもから成人へと発達的に変化するため,本研究では小学校国語教科書と小説を対象としたコーパス分析を行い,シミュレーション実験を行った。シミュレーション実験および意味的類似性調査の結果に基づき,部品を共有する単語群の意味空間における関係性について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漢字学習は小学校低学年から開始されるが,個々人の語彙記憶は,読書等の言語活動を通じて生涯にわたって発達していく。漢字学習の初期における語彙的記憶の形成はその後の様々な知識の獲得に影響を及ぼす。そのため,効果的な漢字学習方法を開発することは重要であり,認知心理学的な言語研究の知見を活用できる。本研究で得られた研究成果は,日本語母語話者の漢字学習だけでなく,外国語として日本語を学ぶ話者が漢字を学習する際の効果的なプログラムを作成するための意味的関連性に関するデータとして利用できる。
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