研究課題/領域番号 |
16K04443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
渡辺 由美子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (20425739)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 脳 / 認知機能 / 認知症 / 電気刺激 / 可塑性 / 長期増強 / 経頭蓋電気刺激 / 記憶 |
研究成果の概要 |
近年、非侵襲的に脳に微弱な電流を流す経頭蓋電気刺激という方法が、認知機能障害の改善に有効ではないかと注目されている。しかし、刺激による脳活動や神経回路への影響など不明点も多い。この方法を今後より効果的に活用していくためには、上記の点を明らかにする必要がある。そこで、経頭蓋電気刺激が認知機能に関わる神経回路にどのような影響を与えているかを解明するために、高次認知機能や記憶に重要な神経経路に焦点をあてて、経頭蓋電気刺激による影響を調べた。その結果、前頭葉への経頭蓋電気刺激によって長期増強様の可塑的な変化が生じることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非侵襲的に脳に微弱な電流を流す経頭蓋電気刺激という方法が、認知機能障害の改善に有効ではないかと注目されているものの、刺激による脳活動や神経回路への影響など不明な点も多い。本研究で、刺激により認知機能に関わる神経回路に可塑的な変化が生じることが明らかになった。本研究の成果は認知機能低下の改善などで刺激のタイミングなどを検討する際の基礎的データとして重要な結果となった。
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