研究課題/領域番号 |
16K04449
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
福島 裕敏 弘前大学, 教育学部, 教授 (40400121)
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研究分担者 |
吉崎 聡子 弘前大学, 教育学部, 助教 (00361006)
吉中 淳 弘前大学, 教育学部, 教授 (10341629)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 教員養成カリキュラム / 効果検証 / 縦断研究 / 教員養成 / カリキュラム / 職業的社会化 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
弘前大学教育学部の教員養成カリキュラム改革の効果検証を、学生・卒業生に対するアンケート・インタビュー調査に基づきおこなった。学生へのアンケート調査結果を基軸としたIRデータベースを元に、学生の教職志望度・非教職志望度の変化を類型化し、その分化をもたらす要因を考察し、入試方法の改善、教員養成カリキュラムの理念についての理解深化、教員像や授業像の転換、教育実習後の省察の深化等、実践的な課題を明らかにした。また卒業時と卒後1年後時におけるPAC分析によるインタビュー調査を通じて、教員養成カリキュラム履修体験が自我同一性と社会の連続性という点で教職初任期の適応と社会化を支えていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、弘前大学教育学部における教員養成カリキュラム改革の効果検証を目的とするものであるが、以下の学術的意義や社会的を有するものである。 学術的意義としては、①IRデータや大学4年間の教職意識調査という縦断的データに基づき教員就職率の向上に与する要因を検討した研究は,他には見られず,モノグラフとしての価値に加えて、②IRデータベースの構築やその分析、またテキスト分析やPAC分析といった効果検証についての方法論的価値が挙げられる。 また教員就職率の向上・教員不足の解消という社会的課題に対して、エビデンスにもとづき、その対応を考えていくという重要な社会的意義も有している。
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