研究課題/領域番号 |
16K04450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
吉村 敏之 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (80261642)
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研究分担者 |
金田 裕子 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 准教授 (30367726)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 学習集団 / 協同学習 / 独自学習 / 表現力 / 深い学び / 島小学校 / 船戸咲子 / 巨摩中学校 / 教材研究の深化 / 表現力の育成 / 未来につながる学力 / 科学・芸術の基礎 / 協同的な学び / 埴原美枝子 / 島小教育 / 玉村小学校 / 授業 / アクティヴ・ラーニング / 授業研究 / 学力 |
研究成果の概要 |
今日の教育で求められる「主体的・対話的で深い学び」の実現にむけて、日本の授業研究の財産をふまえ、教師の指導を支える原理と方法を探った。群馬県島小学校の教師、船戸咲子は、一人の「まちがい」を教材の本質に迫る学級の問題へと高める授業を創った。山梨県巨摩中学校の教師、埴原美枝子は、どの生徒も表現力を培える合唱の授業を展開した。二つの事例は、個が伸びる学習集団の組織によって学力が養われる事実の証である。学習集団を組織する教師に必要な力を、三つ示した。科学と芸術に根ざして教材を深く追求する力、子どもの内に潜む学習の可能性をとらえる眼力、子ども一人ひとりの思考や表現を結びつけて学習の質を高める力である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「主体的・対話的で深い学び」を創る原理と方法を探るために、日本の教師がこれまで実践した授業の成果を検討した点に、本研究の特徴がある。個が伸びる学習集団の組織、学習集団による質の高い教材の追求、教材の本質への接近による思考力と表現力の育成。この三つが「深い学び」の成立の要であることを明らかにした。育成すべき子どもの姿を明確にし、追求が深まる教材の選択が大切である事実を、二つの事例により確認した。「未来につながる学力」を培った、群馬県島小学校の「授業の創造」(1952年~1963年)と、「科学と芸術の基礎」を養う授業にむけた、山梨県巨摩中学校の教育内容研究(1964年~1975年)が、標となる。
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