研究課題/領域番号 |
16K04453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
小野瀬 善行 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (50457735)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 教員資格認定制度改革 / アメリカ合衆国 / 教員資格の高度化・専門化 / 規制緩和 / 高等教育法 / 大学における教員養成 / 教員資格認定制度 / 教員養成の多様化 / 教育の機会均等 / 教育における平等 / 教員資格認定 / alternative route / 教育政策 / 新自由主義 / 多様な教員任用 / 格差 / 教員資格の多様化 |
研究成果の概要 |
アメリカ合衆国(以下米国)における教員資格認定制度の多様化について、各学校区(school district)の様々な「格差」が同施策の導入にどのような影響を及ぼしているのかについて検討を行った。その結果、社会経済的に厳しい層の多く居住する学校区で教員資格認定のオルタナティブ・ルートが積極的に導入されている動向を確認し、その関連のための施策が展開されていることを明らかにした。また、連邦政府も上述のような現実を追認するような法改正を行っていることを明らかにした。 あわせて日本においても教職大学院に関する施策を中心に、教員養成の高度化・専門化と複線化・多様化が進行していることについて検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果としては、米国における教員資格認定制度改革に関する先行研究の空隙を埋めたことが挙げられる。特に教員養成の高度化・専門化に焦点を当てる研究が多い中で、その背景に起きている教員養成の多様化・複線化について検討し、それらが各学校区の社会的・経済的な格差の固定に関連している点について検討を行ったことに本研究のオリジナリティおよび成果があると考えている。さらに連邦政府の最新動向を確認し、上述のような格差固定を認めるような施策が展開されていることについても明らかにすることができた。 しかしながら、各州の社会的・経済的な格差について充分な指標を扱うことができなかった。今後に活かしたい。
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