研究課題/領域番号 |
16K04470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石井 英真 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (10452327)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 資質・能力 / 学習としての評価 / 教科の本質 / 真正の学習 / 「教科する」授業 / 教師の実践研究 / 校内研修 / 授業研究 / パフォーマンス評価 / コンピテンシー・ベースのカリキュラム / 授業デザイン / 教師の力量形成 |
研究成果の概要 |
資質・能力を育成する教育方法のあり方を探るべく、日米のカリキュラムと評価に関する研究の到達点を整理した。そして、日本の教育実践の文化もふまえながら、教科の本質を追求しつつ資質・能力の育成につなげていく授業像として、「教科する(do a subject)」授業というヴィジョンを提起し、それを実現する実践指針も明らかにした。さらに、そうした質の高い実践を展開しうる教師の力量形成の方法論についても、日米の動向分析を行い整理するとともに、日本の教育現場でのアクション・リサーチを通して、学校ぐるみの授業改善を実現する校内研修の進め方の指針を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アクティブ・ラーニングによる授業改善にしても、カリキュラム・マネジメントによる学校改善にしても、原理的検討を欠いて、手法に関する議論に終始し、実践の形式化を招きがちである。これに対して、本研究の成果は、日米の授業実践と教師の力量形成に関する理論と実践の蓄積を構造的に整理し、原理的な検討を加えた上で、現代社会が求める資質・能力を実質的に育みうる、日本の教育文化の強みを生かした新しい授業像と教師の学びのシステムを提案するものである。しかも、教育現場に対する実践指針を提供し、実際の改革の事例を書籍等で共有することで、日本各地の小・中・高等学校や自治体の取り組みにインパクトを与えた。
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