研究課題
基盤研究(C)
本研究の成果は次の二点にまとめることができる。第一に、コンピテンシー志向のカリキュラム改革に先進的に取り組んでいるドイツの動向を整理することができた点である。ドイツでは、コンピテンシー概念を取り入れたカリキュラム改革のもと、子どもたちが自分自身のコンピテンシー段階を自己評価できるような実践的取組に着手してきていることを明らかにした。第二に、中学校および高等学校におけるコンピテンシー志向の授業実践の開発研究に着手することができた点である。学校毎に「資質・能力」を独自に開発し、それを一つ一つの単元・授業に落とし込みながら、子どもたち自身による自己評価を軸とした授業づくりの意義を明確にした。
「コンピテンシー志向」で進められてきているドイツにおけるカリキュラム改革と授業改革を、理論的且つ実践的に明らかにした点に本研究の学術的意義がある。「資質・能力」を明確にしつつ学校教育実践および校内研修と連動した開発的実践に着手した点に、本研究の社会的意義がある。学術的研究活動および社会的実践活動のどちらも、学会での発表あるいは研究論文による公開によって、研究成果を公的に発信することができた点も本研究を遂行することができた重要な意義である。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件) 図書 (2件)
中国四国教育学会編『教育学研究紀要』(CD-ROM版)
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