研究課題/領域番号 |
16K04480
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
伊藤 奈賀子 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (10387459)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 大学 / カリキュラム / 体系性 / 地域 / 体系的カリキュラム / 学士課程 / 地域系学部 / 地域関連学部・学科 / 教育学 / 質保証 |
研究成果の概要 |
本研究では、1つのディシプリンではなく、育成する人材像に基づいてカリキュラムが構成されている典型的事例として地域系学部を対象として取り上げた。 体系的カリキュラムの構成要素として求められるのは、科目間の接続関係の明確化と学年など一定期間ごとに学習成果を評価する機会の保証である。前者については、特に地域系学部においては、座学と地域での実習との関係性の明確化が重要な意味を持つ。後者に関しては、卒業時の卒業研究や卒業論文だけでなく、半期あるいは年間を通じて獲得した能力に対する評価を着実に積み重ねることによってカリキュラムの成果を確認し、体系性を保証することとなるといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学のカリキュラムは一般市民のみならず大学に在籍するものであっても専門外であれば理解しづらいものであり、本研究において体系的カリキュラムに基づいて教育を行う上で必要不可欠となる構成要素を明らかにできたことは、以下3点の意味が認められる。第1に、高校生が大学を選択する際、より良い教育を受けるために確認するべき点が明確にされたといえる。第2に、特定のディシプリンに基づくのではなく学際的な学部開設が進む昨今、その新設や改廃、実際の教育の実現に当たっての注意点が明確にされた。そして第3に、大学で行われている教育の在り方について社会一般に広く知らしめ、理解を得られるようにする効果が期待できる。
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