研究課題/領域番号 |
16K04487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
佐久間 裕之 玉川大学, 教育学部, 教授 (70235208)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | イエナ・プラン / 異年齢集団 / 質保証 / ペーターゼン / 教育共同体 / イエナ大学附属学校 / 教育学 / 教育哲学 / 教育史 |
研究成果の概要 |
本研究では,異年齢集団の質保証の指標となる内的性質を4つの概念から考察した。まず「鍵概念1」としてイエナ・プランにおける「教育共同体」について、次に「鍵概念2」としてイエナ・プランにおける「民主主義」について詳しく論じた。さらにイエナ大学附属フレーベル幼稚園が併設されるまでの経緯や議論を踏まえて、「鍵概念3」としてイエナ・プランの質を担保する「科学性」の問題について言及した。ただし、これはあくまで附属フレーベル幼稚園に関連した限定的な内容にすぎない。さらにイエナ・プランの質保証を考えるうえでも最重要の概念となる「生命への畏敬」を「鍵概念4」として取り上げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日、教育界で重視されている「異年齢集団による学習」や「異年齢集団による交流」は、単に異年齢の児童生徒を一緒にすれば済む問題ではない。むしろこうした学習や交流を推し進めるうえで、異年齢集団の内的性質が重要な鍵を握っている。本研究は、現代ドイツにおいて異年齢集団による学習や交流を進める際の理論的支柱の一つとされるイエナ・プランについて研究し、異年齢集団の成否を左右する問題を4つの鍵概念から考察した。
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