研究課題/領域番号 |
16K04501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
本多 みどり 帝京科学大学, 教育人間科学部, 教授 (00342329)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | イギリス / 教育史 / 中等教育 / 教師教育 / 教師養成 / 教師教育、イギリス、教育史 / イギリス教育史 / 中等教員養成 / 教育学教授 / 教育学 |
研究成果の概要 |
イギリスにおける中等教員の近代的教職改革は、主にCollege of Preceptors(COP、1846年創設)に集結した中産階級学校の教師の手で行われた。本研究はCOP創刊のEducational Times(ET)を通覧することによってメンバー全体の意見を概観し、各主張の相対化を試みた。教育の科学という言説の登場と共に、教師養成の場に関する議論は、1870年代以降に進展した。中等教員養成の場として、COP内では、独自の専門的養成機関が提案され設立されたが成功せず、大学に設けられたトレーニング・カレッジが一般化した。特に、学位取得が難しい女性のためのカレッジが繁栄した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリスの中等教育における近代的教職改革に関する研究は、国内外ともに少なかった。教職改革を中心的に行ったカレッジ・オブ・プリセプターズ(COP)に関する研究、オルドリッチによる初代教育学教授ペインを中心とした研究があるが、COP全体の言説空間についての研究はあまりなされていない。そこで本研究では、デジタル化されたEducational Times紙を用い、教育学の中身の創出と教職改革の言説空間を分析した。COPにおける議論が、制度の創出、維持につながっていたことを明らかにした。
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