研究課題/領域番号 |
16K04502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
成松 美枝 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (40440812)
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研究分担者 |
梅澤 収 静岡大学, 教育学部, 教授 (90223601)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 一体的な改革 / 教員研修 / 教育養成 / 教員の職能開発 / 教員採用 / 教員不足問題 / アメリカ合衆国 / 教員養成 / 学区と大学のパートナーシップ / 学区教員と大学教員の連携 / 教員の養成 / 教員の採用 / 教員の研修 / 一体的改革 / 学区と大学の連携 / 学区と大学の協働・連携 / アメリカ |
研究成果の概要 |
本研究は、教員が教職生活全体を通して資質・能力を向上させていくために、アメリカの大学と教育行政がどのように連携して養成・採用・研修での学びを接続していくのかを明らかにすることを目的とした。ウィスコンシン州を事例に、①養成段階の履修内容を採用段階でどのように評価して教員選考に活用するのか ②養成の履修内容を教職経験 1~3年目の段階でどのように深めるか ③学区は教員研修のために大学の授業をどのように活用しているか に着目した。2016年には、専門職基準協議会が作成した「才能開発フレームワーク」に基づき、教員を「引きつける・準備・維持」の3要素による新たな一体的改革が展開されている事実を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アメリカ・ウィスコンシン州では、教員養成・採用・研修を一体的にとらえる職能開発のための計画が、1990年代の後半と2016年度末以降の二度に渡って展開されてきた。1990年代の一体的改革が職能成長の各段階を途切れなく(seamless)接続することを狙ったものであるのに対して、2016年度以降の一体的改革は「教員不足」の状況に対応するため、養成前に児童生徒を教職に「引きつけ」、退職後の再雇用により「維持する」等の施策を含めた「安定した人材育成」が主目的とされた。また、研修段階での教員評価は学力テストを含む生徒の学習成果が利用されたが、VAM利用は見送られ、成否の基準設定は各教員に任された。
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