研究課題/領域番号 |
16K04507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
安藤 輝次 関西大学, 文学部, 教授 (70143930)
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研究分担者 |
福本 義久 四天王寺大学, 教育学部, 准教授 (70734523)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アクティブ・ラーニング / 深い学び / 達成ポイント / ルーブリック / 相互評価 / 教師評価 / 形成的アセスメント / 自己調整 / フィードバック / 他者評価 / 学習課題 / 自己評価 / 成長マインドセット / 現職教員 / 教員志望学生 / 社会科教育法 / ピア学習 / アクティブ・ラーニング / 学習評価 / 評価と学びの連動 / 成功規準 / 持続可能な評価 |
研究成果の概要 |
第一に、小中高大の学習者の深い学びの内的能動化のために、関係的、拡大した抽象的に係る動詞を学習課題に組み込んで、第二に、小学校では達成ポイントを、中学校以上ではルーブリックを採用すればよいことを実証した。第三に、授業の終末で、第二点に照らして学びの出来と不出来を相互評価で確認し、教師評価も加えた優れた他者評価を介した自己評価をさせれば、全員達成出来ることを実証した。なお、新指導要録に言う教師の指導改善が形成的アセスメント、学習者の学習改善が自己調整学習に当たり、それは全員達成授業の最終段階の全体のまとめと振り返りに内蔵されていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新学習指導要領に伴って、2019年3月に指導改善と学習改善を2本柱とする指導要録が通知されたが、本研究は、指導改善から言えば形成的アセスメント、学習改善から言えば自己調整学習と特徴づけて、両者の融合をさせた授業法を提案し、小学生に対しては、ルーブリックよりむしろ達成ポイントのほうが学習の内的能動性を確保できることを実証しながら、学びの出来と不出来を確認し、不出来をできるような実践的方法を解明した点に学術的意義がある。この方法は、新指導要録に対する具体的で有効な進め方の指針にもなるという点で社会的に意義深い研究成果である。
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