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帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K04518
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関岡山大学 (2018)
秋田工業高等専門学校 (2016-2017)

研究代表者

吉葉 恭行  岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (50436177)

研究分担者 小幡 圭祐  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特別研究員(PD) (30770127)
本村 昌文  岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (80322973)
谷本 宗生  大東文化大学, 東洋研究所, 特任准教授 (90301192)
加藤 諭  東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
米澤 晋彦  秋田工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30824974)
研究協力者 田中 智子  
石澤 理如  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード教育史 / 大学史 / 日本史 / 日本思想史 / 戦時研究 / 科学史 / 帝国大学 / 知的基盤 / 思想史
研究成果の概要

本研究では、戦前期から戦中期という環境が大きく変化した時期の帝国大学における個々の研究者らの思想と知的営為(研究や大学行政、社会活動等)やその源となる「知的基盤」についての解明・考察を歴史学的手法により試みた。本研究では、研究者の思想の背景にあるもの(学問的素養・組織体制・人的関係など)を「知的基盤」と総称することとしている。
研究成果として、各研究者らが抱いた学術の発展と大学としての総合性・統合性を志向する思想が、国家の総力戦体制と接合的であったことが、ある程度可視化できた。これら思想の源となった「知的基盤」の主要要素として、人間関係、教養、宗教、研究環境を抽出・確認することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果の学術的意義は、帝国大学における研究者らが、戦前期から戦中期という外的要因が大きく変化した時期に、内的にどのように適応したのかについて、「知的基盤」という新たなキー概念を設定し、教育史、日本史、日本思想史、科学史といった研究分野から総合的に考察した点にある。
これらの研究成果は、教育史を含む教育学分野や、科学史、日本史、日本思想史などの関連研究分野に提供されることにより学術的波及効果が期待される。くわえて現代や将来の研究者の有り様について再考するための新たな視座が提供されることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (39件)

すべて 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (8件) (うちオープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 宮城音五郎の科学技術思想について―戦間期の著述活動を中心に―2019

    • 著者名/発表者名
      吉葉 恭行
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要

      巻: 14 ページ: 63-79

    • NAID

      120006779969

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 熊谷岱蔵と戦時期東北帝国大学の事務改革―東北大学史料館所蔵式辞草稿の検討を中心に―2019

    • 著者名/発表者名
      小幡 圭祐
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要

      巻: 14 ページ: 51-61

    • NAID

      120006779968

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 〈資料紹介〉村岡典嗣「Herakleitos」2019

    • 著者名/発表者名
      本 村昌文
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要

      巻: 14 ページ: 21-34

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 成瀬政男の科学思想・技術思想について―戦時下の著述活動を中心に―2018

    • 著者名/発表者名
      吉葉 恭行
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要

      巻: 13 ページ: 1-11

    • NAID

      120006523075

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学アーカイブズにみる戦前・戦時期の記録-東京大学史史料室と学徒動員・学徒出陣に関する調査-2018

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 雑誌名

      東北学院史資料センター年報

      巻: 3 ページ: 10-20

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 畑井新喜司による東北帝国大学における学術研究体制の整備2018

    • 著者名/発表者名
      米澤晋彦
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要

      巻: 13 ページ: 13-27

    • NAID

      120006523076

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 成瀬政男の戦時研究と科学思想・技術思想についての一考察―『ドイツ工業界の印象』を中心に―2017

    • 著者名/発表者名
      吉葉恭行
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要

      巻: 12 ページ: 37-50

    • NAID

      120006028404

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 『文部省往復』を中心としたデジタルアーカイブの構築とその活用2017

    • 著者名/発表者名
      中村覚 稗方和夫 満行泰河 加藤諭 宮本隆史 高嶋朋子
    • 雑誌名

      東京大学文書館紀要

      巻: 35 ページ: 30-43

    • NAID

      120007147428

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Planning Research Institutes at Imperial Universities in Wartime Japan2019

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 学会等名
      4th AAWH Congress in Osaka(Asian Association of World Historians)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 成瀬政男の技術思想について-戦時下の著述活動と人的ネットワークを中心に-2018

    • 著者名/発表者名
      吉葉 恭行
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 戦時期日本の帝国大学における研究所体制整備と構想2018

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 学会等名
      第3回東アジア日本研究者協議会国際大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 第二次世界大戦時・戦後の東北大学と科学研究動向~理学部の動向を中心に~2018

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 学会等名
      第4回気象学史研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 畑井新喜司の東北帝国大学における教育研究思想とその背景2018

    • 著者名/発表者名
      米澤 晋彦
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「日本精神論」の展開と村岡典嗣(シンポジウム:帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究)2018

    • 著者名/発表者名
      本村 昌文
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 戦時期帝国大学の附置研究所設置構想~京都帝国大学・東北帝国大学の事例を中心に~(シンポジウム:帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究)2018

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 第四高等学校長溝淵進馬と第二高等学校長阿刀田令造の教育方針(シンポジウム:帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究)2018

    • 著者名/発表者名
      谷本 宗生
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 熊谷岱蔵と戦時期東北帝国大学の研究体制構築(シンポジウム:帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究)2018

    • 著者名/発表者名
      小幡 圭祐
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 佐藤丑次郎と東北帝国大学―法文学部初代学部長としての教育理念(シンポジウム:帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究)2018

    • 著者名/発表者名
      石澤 理如
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 成瀬政男研究の現状と課題2018

    • 著者名/発表者名
      吉葉 恭行
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第3回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 知的基盤形成における旧制高等学校2018

    • 著者名/発表者名
      谷本 宗生
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第3回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 村岡典嗣の「日本精神論」2018

    • 著者名/発表者名
      本村 昌文
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第3回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 戦時期京都帝国大学と大学制度調査会2018

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第3回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 東北帝国大学総長熊谷岱蔵の知的基盤2018

    • 著者名/発表者名
      小幡 圭祐
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第3回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 憲法学における佐藤丑次郎の位置と東北帝国大学について2018

    • 著者名/発表者名
      石澤 理如
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第3回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 成瀬政男の技術思想について2017

    • 著者名/発表者名
      吉葉 恭行
    • 学会等名
      日本科学史学会第64回総会・年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 成瀬政男の知的基盤の形成過程について2017

    • 著者名/発表者名
      吉葉 恭行
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第2回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 青年期の進路選択と旧制高校生活、友人・師の存在ー夏目漱石が学んだ第一高等中学校、寺田寅彦が学んだ第五高等学校、中谷宇吉郎が学んだ第四高等学校2017

    • 著者名/発表者名
      谷本 宗生
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第2回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 村岡典嗣の思想をめぐる知的基盤2017

    • 著者名/発表者名
      本村 昌文
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第2回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 戦時期東北大学の附置研究所~日本文化研究所を中心に~2017

    • 著者名/発表者名
      加藤 諭
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第2回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 戦時期東北帝国大学の運営と総長熊谷岱蔵2017

    • 著者名/発表者名
      小幡 圭祐
    • 学会等名
      「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」第2回研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 成瀬政男と富塚清について2016

    • 著者名/発表者名
      吉葉恭行
    • 学会等名
      科研費・基盤研究C「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」研究会
    • 発表場所
      東京大学・東京都文京区
    • 年月日
      2016-11-24
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 文科系分野の研究者の「知的基盤」研究へのアプローチ2016

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 学会等名
      科研費・基盤研究C「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」研究会
    • 発表場所
      東京大学・東京都文京区
    • 年月日
      2016-11-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 旧制高校を介しての師弟関係が研究者の知的基盤に与えた影響について2016

    • 著者名/発表者名
      谷本宗生
    • 学会等名
      科研費・基盤研究C「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」研究会
    • 発表場所
      東京大学・東京都文京区
    • 年月日
      2016-11-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 内田祥三関係文書の分析の方向性について2016

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 学会等名
      科研費・基盤研究C「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」研究会
    • 発表場所
      東京大学・東京都文京区
    • 年月日
      2016-11-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 戦時期東北帝国大学における知的基盤・研究体制の形成過程2016

    • 著者名/発表者名
      小幡圭祐
    • 学会等名
      科研費・基盤研究C「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」研究会
    • 発表場所
      東京大学・東京都文京区
    • 年月日
      2016-11-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 理系研究者の「知的基盤」研究に向けて-畑井新喜司を事例に-2016

    • 著者名/発表者名
      米澤晋彦
    • 学会等名
      科研費・基盤研究C「帝国大学における研究者の知的基盤に関する研究」研究会
    • 発表場所
      東京大学・東京都文京区
    • 年月日
      2016-11-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 村岡典嗣と古代ギリシア哲学―プラトン『国家』をめぐって―2016

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 学会等名
      第3回蘭州大学日本語・日本文化研究会
    • 発表場所
      蘭州大学(中国蘭州市)
    • 年月日
      2016-09-24
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 学都金沢形成の様相ー近代日本官立高等教育機関の設置過程ー2018

    • 著者名/発表者名
      谷本宗生
    • 総ページ数
      170
    • 出版者
      成文堂
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 文京区制70周年記念 写真で綴る「文の京」 歴史と文化のまち2017

    • 著者名/発表者名
      文京区史編さん委員会
    • 総ページ数
      239
    • 出版者
      凸版印刷
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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