研究課題/領域番号 |
16K04520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 北海道博物館 |
研究代表者 |
小川 正人 北海道博物館, 学芸部, 学芸副館長 (10761629)
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連携研究者 |
田村 将人 国立アイヌ民族博物館設立準備室(東京国立博物館), 学芸企画部, 主任研究員 (60414140)
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研究協力者 |
大和田 努
内田 祐一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 教育史 / 近代アイヌ史 / アイヌの教育要求 / 先住民族と教育 / サハリン(樺太)アイヌ / アイヌ学校 / アイヌ教育史 / 千島アイヌ / 先住民族政策 / アイヌ史 / 教育に対する要求 |
研究成果の概要 |
(1) 近代の北海道とサハリン(樺太)におけるアイヌ民族の教育史における、アイヌ民族が自ら学校を設置した事例や、設置しようとした事例を対象とした資料調査を行い、北海道の胆振、日高、十勝、釧路地方やサハリンにおける事例を広く確認し、これらの事例にかかる基礎的事実に関する資料を収集した。 (2) これらの調査により収集した資料や得られた知見について、適宜、資料の活字化(資料紹介)や成果発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の意義は、先ず、北海道・サハリンの多くの地域における教育史の基礎的事実の発掘を行ったことにある。 研究史上の意義としては、従来のアイヌ教育史は政策史からのアプローチが多かったことに対し学校や教育に対するアイヌ民族の現実認識や将来への意思を探ることができた点に意義がある。 さらに社会的な意義としては、〈アイヌ民族を主体に据えたアイヌ史〉が求められている現在において、本研究は、アイヌ民族の意思や要求から近代アイヌ史を展望する具体的な手がかりを得た点に意義がある。
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